子育てをしていると、人それぞれ大切にしたいことって
違いますよね。
外で元気に遊ばせる事、たくさん勉強させていい学校に
行かせること、礼儀やマナーをきちんとすること。
どれもきっと大切な事なのだと思いますが、その前にまず子供の心を安定させるために、お子さんの自己肯定感を
高めることを第一に意識して子育てをしてみてほしいの
です。
そしてそのために、お母さんの自己肯定感を高めることが必要になってきます。
カウンセリングに来た方のお話を伺っているとほとんどの方が自己肯定感が低いため、偏った考え方しかできなかったり、そのために問題を乗り越えられないようです。
まずはお母さん、自分自身をそのまま受け容れること、そのままのおこさんを受け止めてあげる、認めてあげてください。
そのような言葉を聞くと、
「学校にいかない息子なんて認められない」
「受験生なのに、勉強始めたと思ったら寝てばかりの娘なんて、受け止められない」
「ちょっと友達とけんかしただけですぐ泣く子なんて認められない」
などとおっしゃる親御さんも多いと思いますが、
「今は行きたくないんだね。」
「眠いんだね。学校でも頑張ってるんだね。」
「喧嘩しちゃって悲しいんだね。くやしいんだね」
と、条件なしで、その時の感情や出来事を理解してあげればいいんです。
親からすると、なにもできてない状態に見えたとしても、できてない状態を、
苦しんでる気持ちを認めてあげればいいのです。
すると、信頼関係もできてきて、そのうち子供のほうから「本当はこういう気持ちなんだ」
と話してくれることも多くなります。
そこでもうひとつ意識してほしいことが、せっかく話してくれたお子さんの話を否定したりせずに、
「そうだったのかー。」「そうなんだ。」と受け止めることです。
ありのままの自分が認められてるとわかると、子供は安心感を感じて自信を持てるようになります。
するといろんな事に挑戦できるようになり、行動範囲も広がっていきます。
何かに挑戦すれば失敗する事もあるでしょう。
またそのときにも、親が失敗を責めるのではなく、失敗も認めて安心させることができれば、
「失敗しても大丈夫なんだ」と思えて、何度も挑戦できるような子に育っていくのです。
問題が起きても安心感のあるお子さんには余裕があるため、冷静に対処することができます。
そのうち、出来事の度に、親に励まされたり、認めてもらわなくても、
その子には自信があるのが当たり前になっていくでしょう。
子供が幸せに生きていくために自己肯定感は、
非常に大切なものだと意識していただきたいと思います。
【自分に余裕がなくてできないーって時は…?】
自分(親)に余裕がなくて、認められない、という時もあると思います。
そりゃそうでしょう。親も人間ですから、完璧ではないし、完璧な必要もないのです。
そういうときは、わが子にするように
「今は自分に余裕がないんだね」
「子供にやさしくできない自分に余計にいらだっちゃってるんだね」
「でもがんばってるよね、私」
と自分自身を認めてあげましょう。
そしてできれば素直にお子さんにも
「お母さんも疲れててイライラしちゃった、ごめんね」
って謝って、そしてまた自分に余裕があるときにお子さんの話を聞いてあげればいいです。
【子供は気分屋かもしれませんが甘えさせてあげてください】
子供はとても気分屋で甘えてくるときもあれば
「ほっといてよ」「自分でできる」と
ツンとする時もあると思います。
子供が甘えたい時には、いっぱい甘えさせてあげてください。
逆に「ほっといて」「自分でできる」というときには、干渉せずに見守って応援してあげて、
「やっぱりできないよー」というときに手を貸してあげてください。
これは子供に振り回されるわけでも甘やかしなわけでもありません。
「甘やかすといつまでも甘えて自立できないからだめだ!!」
と甘えを許さない親御さんも中にはいらっしゃいますがそれは逆で、
子供は甘えられて初めて自立できるのです。
甘えたい時期に甘えられて安心感を得た子供のほうが、自己肯定感も強くなりますし、
安心感があるとさまざまな事に挑戦できるようになる、つまり自立できるのです。
子供は何度も、甘えと、ツンっとした反抗のような自立を繰り返しますが、
お子さんのペースに合わせて接してあげてください。
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